凪の小説置き場

□追いかけっこ
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「イアン〜!」

「ファントム?どうしたんだい?」

「これ、あげる!!」

「なんだい?これ」

「イアン、それの中身はファントムが溜め込んだ書類だ!!」

「うわっ!!ペタ、脅かすなよ・・・・書類!?」

「うう・・・・なんでバラすの・・・・しかも追っかけてきてるし・・」

「ファントム、人に押し付けてはいけません」

「うう・・・・」

「じゃ、じゃあオレっち行くよ」

「ああ。早く行かねば押し付けられるぞ」

「そりゃあヤダ・・・(逃走)」

「・・・・・(逃走)」

「あっ!!ファントム、待ってください!!」

「ハロウィン!!これあげる!!」

「いらねえ」

「なんで!?」

「それの中身、ファントムが溜めた書類の山ってとこだろ?」

「なんでわかるの!?」

「いつものお決まりパターンだからだ」

「ファントム!!ようやく追いつきましたよ!!」

「あ、ペタ・・・・」

「もう逃がしませんよ・・・」

「うう・・・・・」

「さあ、早く執務室へ・・」

「嫌だ!!アンダータ!!ボクをヴェストリの地底湖へ!!」

ファントムが消える。

「アンダータ発動!!私をファントムのいるヴェストリの地底湖へ!!」

ペタも消える。

「・・・・やっぱりペタも苦労人だな」
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