銀色ミルクティtext
□僕は唯、恋焦がれた
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あれから。
あの日から。
もう、何年経ったかな?
ちったァ俺も、
立派になったんだぜィ。
ほら、
近藤さんってゴリラ居ただろィ?
あの人の下で
ちっと厚着の西洋着着て刀振り回して
毎日チャンバラやってまさァ。
こう見えてもね、
結構、俺
凄げェんでさァ。
隊長とか呼ばれてて、
あんまり使え無ェ部下だとか、それなりに従えてたりね。
まァ、
俺が欲しいのは副長の座なんだけどね。
それなりに。
楽しくやってまさァ。
「オィィィ!!
山崎何処行ったァァァ!!?」
「なんですかィ土方さん。朝っぱらからマヨネーズなんざ握りしめて。臭せェぞボケが」
「さり気なく暴言かテメェ!…山崎のアホが俺のマヨネーズのストック切らしてやがんだよ。見つけて買って来させろ」
「あーあー土方さんは二言目にはマヨォーマヨォーで困りまさァ。もしかして土方カイヤさんですかィ。ラードでも飲んでろィ」
「ラードは黄色いフタだ。俺は赤いフタにしか興味が無ぇ。残念だったな。」
「うん○こでも食ってろィ土方」
「伏せれてないんだけどォォ!?」
「お!何話してんだ?楽しそうだな〜トシ、総悟」
「「近藤さん」」
「はははー今日も良い天気だなー!太陽が眩しいぜキャッホォォ!!」
「いや、めちゃめちゃ曇ってるぜ近藤さん」
「お天気お姉さんが昼から雷雨になるっつってましたぜィ」
「これはもうレッツお妙さんウォッチング日和だなー!という事で局長は愛の道場へ行ってきます!後は宜しくね!!」
「いやいやいや!日拝してるよね!?近藤さんよォォ!」
「近藤さーん。ケツに紙付いてますぜィ。ペーパーが。」
………。
「…ったく…ホントに行きやがったよあの馬鹿…」
「ペーパー挟んだままですぜィ。いいんですかィ?あれじゃあワイルド過ぎてゴリラ以上にゴリラにしか見えやせんぜ」
「…………はー。…あのお妙って女にも多少の同情をせずにはいられねぇな…」
「ソコはいいんじゃねーですかィ?
歯には歯を。ゴリラにはゴリラを。って昔から言いまさァ」
「…まぁな…あの女も相当原始的な匂いがするからな…。しかしなぁ、あの女も万事屋連中とつるんでるって話じゃねーか」
「あー。あの眼鏡のお茶淹れるのがうめェ奴の姉ちゃんらしいんでさァ」
「…何で詳しいの?」
「俺は梨本リポーターよりも情報ツウ!と呼ばれていたらいいのになァ〜」
「願望じゃねーか!つかそれ番組違うし!!」
「一々細かいですぜィ土方さん。局長も居ねーしこの天気だ。ちょっと茶ァでも飲んでダラダラしやせんかィ?」
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