銀色ミルクティtext

□遠い近く。
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総悟ー



「なんでィ」


気持ち良いねー


「眩しい」


ポカポカだねー


「つーか暑っちいぜィ。
俺ら厚着だからな…制服…」


仕事着なんて着替えてくれば良かったのにー


「うっせェ。俺らは四六時中が仕事なんでィ」


へー 総悟も頑張ってるって事だねー


「テメェと一緒にすんな」


あっはっはー
ナメてんとぶっ飛ばすよ総悟ー


「……」


…折角だし、楽しもうね。
……こうして話せる時なんて、滅多に無いんだもんね。


「………まァな」


大体さー
総悟が仕事仕事って仕事ばっかしてるからさー


「………まァな」


総悟があの日仕事サボってあたしとデートしてたらあたし一人であの台風で超氾濫してる河を見に行こうかなーなんて思い立たなかったのにーそしてそこでビチビチ打ち上げられてくる魚が面白くて顔近付けて夢中になってたらどばっしゃーん!ってなって気がついたら棺桶の中なんてまさかのアホアホ展開にならなかったかもしんないのにー



「……ッ……」



………いや、
…いやいやいや
冗談…だよ?!
ちょっぴり言ってみただけだからね!?うん!


「…テメェも」


え?


「姉上も…テメェも…
ふざけんのはヘン顔撮りと全校集会の時だけにしとけってんでさァ…」



………うん……



「……何。
何しおらしくなってんでィ。
言っとくけど全ッ然可愛くねェから気持ち悪いから。キモいキモいキモいギザキモス」



………うるっさい



「あーあー


なんでテメェ死んじゃったんでィ」



……知らない、よ
強いて言うなら河魚のせい?



「…まーどうせ?
生きてたって、ロクな人生になりゃしなかっただろうけどねィ」


……うるっさいっつの


「ロクな女にもならなかったろうし」


オマエに言われたくないよ!


「……」


? 何よ?


「…バーカ」



…はい?


「……テメェのせいで。


テメェのお陰で俺の人生も
ロクなもんじゃなさそうでさァ」


……なんで。


「…はァー
なんでテメェ。
マジでこんなさっさと死んじゃってんの」


…オイ、喧嘩売ってる?


「馬鹿だろ。テメェ絶対馬鹿だろ」


お前は死者を冒涜し過ぎ!



「おいコラ馬鹿女」


何だよサド男!!?



「すっ




げェ 淋しいんだけど」






……馬鹿だろ。
お前絶対馬鹿だろ



「…多分。」



ばーかばーか
総悟のばーか



「うっせェ。テメェ程じゃねェや」










(ツバつけときゃ良かった)
(あははっ ホントだねー!)
(うん○こつけとけば良かったぜィ)
(伏せ字になってないから!おまえもしね!)









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