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□バレンタイン
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「少し、遊びすぎましたか」

八戒は呟きながらどこかに姿を消し、すぐにあるものを持って戻ってきた。その間も悟浄はタバコを咥えながらぼうっとしていた。

「悟浄」

「ん?」

まだ半分自分の世界に浸かりながら、悟浄は八戒の声に反射的に反応して顔を向けた。

その瞬間、悟浄の目の前には八戒の顔のアップがあった。そして唇には圧迫感と温かさ。

「ッ!!??」

キスされていると理解すると、八戒の体を抱き寄せ、キスを深くして舌を絡めた。

(ッチョコ?)

八戒の口の中はチョコの味がした。

二人はチョコの味が消えるまでキスを続けてやっと終わらした。

ハァハァ

荒い呼吸を繰り返す八戒を膝の上に乗せながら、悟浄はにやけ顔を止められなかった。

「八戒、もっとチョコ貰ってイイ?」

言葉の裏の意味を取り、八戒は酸欠の赤い顔をもっと赤くした。

「好きにしてください」

恋人たちの甘い夜はチョコの味。


彼らがナニをしたかは貴方様のご想像にお任せします。まぁ、想像通りだと思いますが。

END

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