キミ

□傷
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ごめんなさい。
私がもっとしっかりしていれば…
こんな酷い傷負わなくてすんだのに
「ユウナ!!あぶねぇ!」
ザシュッ!!
!?
「ぐはっ……。大丈夫か?ユウナ」
えっ?
何気なく雪道を歩いていると私の背後から魔物の気配がした。
ロッドを構える間も無く魔物は鋭い爪を私目掛けて振り下ろした。
私の背中に爪先が触れるより先に
ガード1の素早さを持つ彼が己の背中を盾にし守ってくれた。
「チィ!?」
「…っつ…くっ…」
アーロンさんが魔物を倒してくれ安心したのも束の間。
彼の背中からは真っ赤な血がボタボタ滴り落ちる。
私のせいだ。
すぐさまケアルガを唱えたから直ぐに血は止まった。
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