01/25の日記

22:07
いざ!
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手術当日。昨夜は爆睡した。同室の大先輩方も朝から言いたい放題。身体は動かぬが口は動くおばちゃん達。まぁ、その話はおいておこう。今日は9時から手術の予定。朝飯は食べれない…水も飲めない…ならば唾液をのむしか私に残された道はない。手術前最後の診察。いつもの如く鼻の中を凝視された。傍で若先生が笑いかけたようだが、こればかりはどうしようもない。先生次に会う時は私の意識はぶっ飛んでます。先生と会話が出来ません。そんな申し訳ない気持ちを胸に病室へと戻り精神統一…一瞬眠りかけたが、なんとか持ち越した。すると看護師さんが点滴セットを持ってきた。口角が上がっているように見えるのは気のせいだろうか?そして、中身の一切分からない点滴で繋がれ点滴台をポチに見立て散歩気分で手術室へと向かう。病室とは一味違う雰囲気に一瞬後ずさり。だが、もう後にはひけない。行くしかない!俺がやらなきゃ…誰がやる!…と映画ドラゴンボール【龍拳爆発!悟空がやらなきゃだれがやる!】のEDテーマが頭をよぎる。手術室のドアが開く。ホストクラブ!と言わんばかりのイケメン揃いの空間。夢なのかどうか…試しに頬をつねってみた。痛い。まだ夢ではない。そうこうしているうちに手術台が目の前に立ちはだかる。き、貴様このユリ様が怖くないのか!若干引き腰の私の気持ちなんか知ってか知らずか手術台に寝せられる…ここまできてしまったか…半ば諦めかけている間に準備は着々と進む。身体にペタペタ貼られ、心電図、血圧計にそれぞれ繋がれる。私は一体どうなってしまうのか?麻酔科の先生がひょっこり顔を出す。そして【深呼吸してください】言われて一度大きく吸うと物が二重に見えた。ふぬぬぬ…負けんぞ!……瞼が私の意識とは関係なしに閉じられた。そこから記憶がない…気がついたら【ユリさーん!聞こえますか?】と付き添いの看護師さんの声。一体わらわに何が起きたというのだ。
!!次の瞬間私の喉に違和感が!チューブが抜かれた!びっくりしたが、麻酔で頭がフワッとしていたためどうでも良くなった。私の横には病室で出来たお友達ベッドのジョンくんがお迎えに来てくれた。そしてジョンくんに身を任せ病室へと戻り、その後四時間寝たきり。長かった。そして待ちに待った安静解除&水飲み解禁。水が上手い。私は水に感謝した。だが、鼻で全く息が出来ない…どういうことだ?おまけに廊下を歩けばすれ違い様にクスクス笑われる。私は恐る恐る鏡を見た
!!Σ
私の鼻の中を埋め尽くす白い物体。まるでバカ殿にでも出てきそうな顔。少しショックだった。この白い物体とはもう少し長い付き合いになるだろう

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