SHORT NOVEL

□自分の気持ち押し付けるだけじゃダメ
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「奢った借りは返してもらうから」

「は?」





―――――

今日は何となく街をブラブラしたいなーと思い、甘味屋に向かえば、真選組と思わしき人物と会った。
真選組の副長、土方十四郎である。
折角会ったのだからと言ってパフェを大量に奢らせた。
…のが間違いだった。


―――――

「万事屋ちょっと来い」

いきなり手首を掴み路地裏に連れ去ると、地面に押し倒す。
「ちょっ!!多串君何してんのォォォ!!」

「何って押し倒してる」

平然と自分がやっている行為を言ってのける土方。
流石、真選組の頭脳。
どんな時でも冷静だ。

「…ぁぁぁ!!んなもん聞いてねぇよ!!
何で俺が押し倒されてんだよ」

「テメェ煩ぇ…少しは黙れねぇのか」

ギロリと睨み付けられると、不思議と体が動かなかった。
いつもと様子の違う土方に銀時でさえ恐怖心を抱い位だ。



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