SHORT NOVEL
□禁忌
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放課後、土方先生に進路指導として呼び出された。
内心は心臓ばくばくだった。
でもその事を悟られぬよう平静を装ってた。
「何ですか?土方先生」
「あぁーとりあえず座れ」
「はいはい」
取り敢えず反論しても仕方ないので、言われた通りに座った。
(やっべー俺平静装えてるかな?バレてたらどうしよ!!つーか俺心臓がヤバい)
「なに考えてんだ?坂田」
そんな心の葛藤を繰り広げてたいら、いつの間にか土方は隣に座っていた。
「ひっ土方先生!!いつの間に!?」
「バレたらどうしよってとこ辺り?」
「え」
「まるっきし聞こえてたぞその意味不明な葛藤。バレたらって何がだ?」
「えっ何でもないです!!忘れてください!!」
「なぁ坂田」
耳元で話しかけられ、真っ赤に染まる銀時の頬
「何すか」
「俺の事好きだろ」
図星を突かれて動揺する。
「な!?、んな訳無いじゃないですか!!」
「そうか、素直じゃないな」
ニヤリと意味深な笑みを浮かべて銀時を一瞥すると、銀時をソファーに押し倒す
「―!?何するんですかっ!!いい加減にして下さい!!」
「嫌か?」
「い……嫌に決まってるじゃないですか!!」
「我慢しろ」
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