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□STORY1 デルタ
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薔薇水晶を倒し、再び平和な日々が訪れた真紅たち。
ジュンの態度も随分変わり、未だ引きこもりをしているが、ちょくちょく学校にも顔を出せるようになった。









STORY1 デルタ








「う〜ん……」

今日もジュンは、部屋で宿題をしていた。そばでは、雛苺が金糸雀と一緒に画用紙に絵を描き、真紅はベッドの上で本を読んでいた。

「ジュン〜!!見てみて!!雛、ジュンを描いたの〜!!」
「カナも描けたのかしら!!」
「ちょっと待ってろ……これ出来たら見てやるから……」

以前と違い、温和な感じで告げるジュンを微笑ましそうに見る真紅。
すると、窓がコツコツと叩かれた。
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