Card of SOUR
□9枚目:闇、解放
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アールスを探すイッシーたち。
ウルスの指示により、今まで使っていた無線機から別の無線機に交換された。
近くに『究極神解放の紋章』があると、音が鳴るらしい。
ウルスが持つ無線機は3機で、1つはウルス・コーポレーション本社との連絡用、1つはイッシーたち3人と連絡する為の無線機、1つはユイナとの連絡用だ。
ウルスは姉との会話を聞かれたくないらしく、ユイナとの連絡用の無線機の存在はユイナ以外知らない。
ユイナは2つ持っていて、イッシーたちとの連絡用とウルスとの連絡用だ。
マサが持つのは普通の無線機では無いが、小型で軽量化されただけの普通の無線機とそれほど変わらない物だった。
イッシーの無線機にはおかしな細工がされており、『究極神解放の紋章』が近くにあると音が鳴るのではなく、音楽が流れるようになっていた。
ちなみに、イッシーの無線機だけ音が鳴り続けていたが、不調だと思うというだけの理由で修理はしなかった。
イッシー「カードに力込めて〜♪」
イッシーは歌っていた。
ウルス「黙れ、音痴。」
イッシー「音痴って言うな!音楽が流れたら、とりあえず歌いたくなるんだ!」
マサ「アールスに不意を付かれないように、静かにしとけよ?」
イッシー「うっ…分かったよ…。」
なかなかアールスの人間が見付からないため、こんな会話がしばらく続いてしまった。