短編小説

□人間界の住人
1ページ/2ページ

あなたの回りには、差別はありますか?…どこにでも有ると思います。誰も、持っている力が違いますからね。


ティア「もう人生諦めます!」
イッシー「な、なんか、すごい事言ってるぞ…。」
ティオ「…いったい、どうしたのだ?」
ティア「死んで、新しい人生を歩んでみせます!」
イッシー「…答えになってないし…。」
ティオ「ティア、落ち着け。何があった?」
ティア「イッシーさんが私が大事に取っておいたおやつを食べられましたー…!」
イッシー「…なんだ、そんなことか。」
ティオ「そんな事とはなんだ!せっかくのティアの楽しみなのだぞ!」
イッシー「あぁ、悪い悪い。」
ティオ「…全く、これだから人間は…。」
イッシー「…おい、ティオ。」
ティオ「なんだ?まだ何かあるのか?」
イッシー「…人間だから何だ!人間だからって、見下すな!」
ティア「…こ…怖…。」
ティオ「…フン。何かと思えば、そんな事か。…人間は、軟弱な生き物だ。見下すのは当然の事でもあるだろう?」
イッシー「違う!そんなの、間違ってる!確かに俺ら人間は、お前らポケモンより軟弱だ!けど、だからってそれは差別だろ!」
ティオ「当たり前だ。弱き者を見下すのは、絶対の心理。お前ら人間にも、これは変えられない。」
イッシー「…なら、俺が変えてやる!誰もが自由に、そして平等に生きる事が出来るようにしてやる!」
ティオ「…フッ、それで良い。お前も、やっと自覚してくれたようだな。」
イッシー「…え?」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ