Card of SOUR

□3枚目:悪の存在
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マサ「ハラート平原に、変な伝説も無かったと思うけどなぁ…。」
ティア「まぁ、言えない理由があるからなんですけどね。」
マサ「言えない理由…?」
イッシー「なぁなぁ、報酬は?」
ティオ「ここに、神のカードが封印されている。…それを、お前にくれてやる。」
イッシー「神のカード!?」
マサ「そんなの、聞いた事ねぇぞ!」
イッシー「欲しい!」
ティア「それじゃあ、私たちが封印を解きます。…いきますよ、ティオ君。」
ティオ「あぁ。」
目の前に突然、3枚のカードが現れた。
イッシー「これは…。」
ティア「3枚の神のカードです。」
イッシー「…それじゃあ、貰うぞ。」
イッシーがカードに手を伸ばしたその時、謎の人物が横取りした。
???「…これが、神か。」
マサ「だ、誰だ!」
イッシー「カードを返せ!」
???「俺か?俺はレアカードハンター、『アールス』の一員、ヘドラだ。」
マサ「アールス!?」
イッシー「…知ってるのか?」
マサ「たしか新聞で読んだ事がある!世界中のトレーナーに勝負を挑んでは、レアカードを盗んでいく、盗賊団まがいの連中だ!」
ヘドラ「さて、神のカードは頂いた。後は、リーダーに渡すだけだ。」
イッシー「あ、待て!」
ヘドラはどこかへ消えてしまった。
ティオ「ティア!マズいぞ!あのカードをアイツらに渡してしまうのは!」
ティア「イッシーさん、お願いです!神のカードを、取り返して下さい!」
イッシー「…良いよ。」
ティア「ありがとうございます!」
イッシー「レアカードハンターが相手って事は、神とレアカードを両方手に入れるチャンスだからな。」
マサ「イッシー…。そういう考えだけは一人前だな…。」
イッシー「ん?アイツ、カードを落としていったぞ?」
マサ「なんだ、これ?『究極神解放の紋章』?」
ティオ「…とりあえず貰っておけ、イッシー。」
イッシー「うん。」
 イッシーはトレーナーのカード、『究極神解放の紋章』を手に入れた。
マサ「…さて。」
ティア「…どうやって。」
ティオ「…アールスの連中を。」
イッシー「…探すか。」
ウルス「貴様ら、ここで何があった!?」
イッシー「あ、ウルス!」
ウルス「ここから巨大なエネルギー反応が発した!何かあったのは間違いないだろう!」
ティオ「神のカードの封印を解放し、そして…盗まれた。」
ウルス「神のカード…!」
マサ「ウルス。アールスを倒すのを手伝ってくれ。」
ウルス「…アールスの打倒は、我が社でも行っている。」
イッシー「我が社…?」
ウルス「アールスの打倒は、我が『ウルス・コーポレーション』が全面的に協力しよう。」
マサ「…あ、言い忘れてたけど、ウルスは『ウルス・コーポレーション』の社長だぞ?」
イッシー「えぇー!!」
ティオ「社長で世界チャンピオン…それがウルスだ。」
ティア「は…初めて知りました…。」
ウルス「我が社の総力を結集して、アールスをたたきつぶす!」
イッシー「俺たちも協力する。」
マサ「まず初めに、アールスのメンバーを一人でも見付けなきゃな。」
ウルス「これから三人、別れて行動する。俺はウルス・コーポレーションで行方を探る。貴様らには、無線機を渡しておくから、指示を待て。」
イッシー「分かった。」
ウルス「指示があるまでは、イッシーと貴様、別行動で町の中を回れ。アールスに関する情報を仕入れろ。」
マサ「俺はマサだ!」
ウルス「分かったら、行動するぞ!」
 ウルスは立ち去った。


イッシー「それじゃあ、俺はアモーレシティに向かうよ。マサはどこに向かう?」
マサ「俺はサルクモリタウンに向かう。そっちは任せたぜ。」
イッシー「そっちこそ。」
 マサはサルクモリタウンに向かって歩き出した。
イッシー「…それじゃあ、行こうか。」
 イッシーはアモーレシティに向かって歩き出した。
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