CP小説
□esperanca-希望-
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「景ちゃん‥晩ごはん、何食べたい?」
「あん?何でもいいぜ。」
「そや!寒いで、シチューにしたろっ!!」
鼻歌混じりに台所に立つ愛しい愛しい、恋人。今ではこんなに近くにいるのに‥‥まだなんとなく遠く感じるのは俺だけか?
トントントン‥‥
そそられる様な音の方へと‥‥‥
俺はソファーから腰を浮かしていた。
スッっと彼の腰に手を回す。ビクリと身体が跳ねた。俺は自分の頭を彼の肩に乗せ、顔を甘い香りのする髪へと埋めた。
「なっ!!何やのイキナリ!!ビックリするやんっ!」
賭けに出た。少し無謀な‥‥
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