FE小説

□雨の中で木の下で
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「うわ…雨!?」



愛用する剣を鞘に入れて抱きしめるように持ちながら走るワユ

外で剣の素振りのをしていると急に雨が振りだして…

急いでグレイル傭兵団のアジトに戻ろうとしている



「お?アレは…キルロイさーん!」



雨の中、見慣れた人物が道の真ん中で立ちふさがっている

とりあえず声をかけるが…



「…って、キルロイさん!?」



声をかけたと同時に彼はフラり、と地面に突っ伏してしまう

流石に愛用している剣士として大切な剣をも放り出してキルロイさんに急いで近づく



「ち、ちょっと大丈夫!?」

「あ…ワユさん…」

「うわ、凄い熱!?」



キルロイの額に手を当てるともの凄く熱かった

急いで雨宿りをできる場所を探そうとするがグレイル傭兵団のアジトまではまだ距離があって…



「…あそこだ!」



頭の中がパニックになりかけながらも近くに大きな大樹があるのを発見した

あそこなら、少しは雨をしのげるはず








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