□不器用な君
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あぁ、なんて不器用な子なんだろう。
でも、そんな君が凄く可愛いと思える俺も俺だよなぁ。


不器用な君


「泉っ!」

「…。」

こっちを向いて、俺が呼んだのを確認すると、また外を見た。

「え、ちょ、酷くねっ!?」

かたん、と音を立て泉の前の席に座った。
うわあ、凄い嫌な顔した…。

「泉さぁー、そんなに俺が嫌いかよー…」

「うん」

わ、そんなあっさり言わなくてもいいのにっ!
最近泉酷くない?
俺何か悪い事したかなぁ…

「おい、」

がし、と両手で俺の頬を掴んだ。

「にゃに、いじゅみ」

頬を掴まれてるせいで、うまく喋れない。(うわぁ、恥ずかし…)

「ははっ、浜田何だそれっ」

けらけらと声を上げ笑う泉。(わ、なんて可愛いんだ。)(今キスしたら怒るかな…、)

「泉…」

「は、何」

今だ笑う君を尻目に耳元で囁いて。


「次の時間、さぼろ?」


「やだ」


「お願いっ、ね、泉!」


少し悩んで泉は口を開いた。


「…………ったく、仕方ねぇなぁ。」


「や、った!」


「サボっといてんな嬉しそうな顔すんじゃねーっ!」


違うよ、泉。
泉と一緒だから、嬉しいんだよ。
あぁ、屋上行ったら絶対キスしてやろう。
殴られても、いいや。(痛いけど。)



それは不器用な君の愛情表現。



end




!!!
ほのぼのハマイズです。
でも、この後屋上で泉は浜田に押し倒されます。←
うちの浜田がキスで我慢出来る訳がないです。(がっつき前提)
続き書きたいな。
授業サボってにゃんにゃんですかーっ!!
ハマイズは結構、えろ前提なんだよ、ね。

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