□真夜中の訪問者 ※
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夜中に家のインターホンが鳴った。
誰だ、何かの悪戯か、と。
がちゃがちゃと、鍵の掛かってるドアを開けようとする音。
あぁ、犯人は―…、


真夜中の訪問者


「ったくよー、起きてるなら早く開けろよなー」

愚痴を零すのは紛れも無く俺の大好きな人で。

「ごめんな、」


いいこいいこ、と頭を撫でてやる。
真っ黒の髪は凄く俺の手に馴染んで。
綺麗だな、と羨ましく思った。


「そういえば、こんな時間にどうしたの?俺に会いたくて来てくれた、とか…。あは、まっさかー!!」

自惚れるのも、大概にしろって殴るんだな、と言った後に少し後悔した、
のに。


「…………そうだよ」



「は、マジ?!」

俺の予想は見事に外れた。
まさか、あの泉が素直に認める訳無いって分かってたから、びっくりして身を乗り出し聞き返した。


「わりーかよ…、………帰る」

「わ、ごめん、やべー、すげぇ嬉しい」


まさか、ホントに会いに来てくれるだなんて。
やばい、すげー嬉しい!


「泉大好きっ!!」

「うぜー、」

気まぐれで、不器用で、自分の気持ちをうまく伝えられなくて。
それが凄く可愛くて。
気まぐれにふらり、と現れて。
まるで猫みたいな―…。

「好きだよ、泉、大好き。」

「ん、」

触れるだけのキス。
大好き、大好き。
舌で泉の唇をなぞると、あっさりと俺の侵入を受け入れてくれた。
ぎゅ、と俺の肩を掴む。



いいよ、の合図。



小さな合図も見逃さないように。
壊さない様に。
俺から離れないように。



「ふっ、あ…はま、だっ」

快楽に溺れて必死に俺を求めて。
視点なんてもう定かで無いし引っ切り無しに酸素を求める。
口の端から零れ落ちる唾液。
少し赤くなった頬。
自覚してないんだろうけど…凄い目に毒…。

「泉、えろすぎ」

べろん、と泉の胸の小さな突起を舐めてやる。
ひくん、と身体が震えた。
あぁ、可愛い。

中に入ってる自身が大きくなるのを感じて俺はまた腰を振った。

「うぁっ」

「っく、」

キュ、と中が締まって、俺は泉の中にどくどくと、泉は俺の腹と自分の腹を同時に汚した。







「泉かわいい」

行為の後、背後から泉を抱きしめベットに身体を預けた。
なんて、なんて可愛いんだろ。

「はまだ、暑い、腰痛い」

「ごめんね、泉が可愛くて加減出来なくなる。」

腰をゆっくりと摩ってやる。

真夜中の訪問者は自分勝手で不器用で。
それでも俺はそんな泉が可愛くて、愛しくて仕方ない。




end




!!!
ハマイズ甘えろっ!!!
えろの部分もうちょっと書きたかったか、も…。
たまに素直な泉がいいです、というより、デレ?な部分をたまには、と。
因みに泉は深夜家を抜け出してまで浜田の家に行ってます。
甘えたい時もあるんだよ、ねっ


感想頂けると喜びますっ

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