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□すき、きらい…、すき…? ※
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あいつが俺のもんにはなる事はないだろうけど…
今は身体だけの関係でも、それだけあれば俺には十分−……?


この想いに名を付けるなら−…


西浦と練習試合の帰り、久し振りに廉と会話して。それから、改めて俺は後悔と言う名の渦へ巻き込まれる。

「…ふっ、う、ぁ…」

試合が終わった後でのこの行為は辛いけど、三橋を、廉を失った気持ちのが強かった。
だから、織田に抱かれたんだ。
自分の気持ちを晴らす為に、

「お、だ…、っ…」

響くのは独特の粘着音と、
荒い吐息と…
欲望を俺は吐き出した。





「なんや、もうギブかいな。」



あぁ、何度目だろう。
叶をこうやって、抱くのは。
愛の無いセックスが、こんなにも辛いだなんて。
いい加減、俺の気持ちに気が付かんかなぁ、とか甘い考え持ってみたり。
俺かて、少しの嫉妬はするよ、幾ら身体だけの関係…だとしても。

「かの…、」

「しゃべんな…」

あぁ、こうやって俺を睨むその姿さえ、愛しいと感じてしまう。
なんて可愛いんや、どうして俺のじゃないんや…、とか。


行為が終わって俺に背を向けて横になってるけど、本間は泣いてるんやろ−…?
俺が気が付かんとでも、思ったんか、
俺に悪いと思って泣いてるんか(まあ、ないとはおもうけど)


案外、気持ちって伝わらんもんやなぁ…、
そう思いながら俺は深い眠りについた。



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