Novel,Original

□アトリエ…叶
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絵の具に水をたっぷり含ませて、一滴、二滴…

ポタ……ポタ…



「何描いてるの」



君は横から覗き込む。



「何だと思う」


青…空色……黄色………

独特な滲み。
まるで、君のよう。

そして君は、言った。






「わかった。…君だ」



僕は、君?君は、僕?

似ているから、考えも同じ。
この絵を、君のようだと、僕のようだと…考えるのは、似ているから、?









「あたり、」






「……でも、




僕にも見えるな…。」








ほら、




end

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