とある日の創造者と破壊者と大地
□秋の話
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アルトアルノ「秋だけど、ミシマセノル君にとって秋と言えば何かな?」
ミシマセノル「国際学会の秋ですかね」
A「ええぇぇぇぇえええええぇぇぇぇぇぇぇええ」
M「それからノーベル賞発表の季節ですね。そうそう有機化学でノーベル賞が。うーん、第四Logos、素晴らしい!(拍手)」
A「ぇぇeeeeee」
M「なぜブーイングみたいな反応ばかり返すんですか・・・」
A「だって秋って言ったら紅葉しかない……。ロマニが言ってたもん。紅葉はな、凄いんだぞーー!♪って……(しょんぼり)」
M「この時期は太陽が出ている時間が短いので、光合成不足のために葉の色素が落ちてるだけですよ。ただの木の栄養不足現象です」
A「君の色素が落ちてることより数段面白いと思わない!?!!」
M「ぶちますよ!?!!」
A「ぶっちゃやだ」
M「人の気にしている事を言わない」
A「それもそうだ・・・失礼した」
M「工都では紅葉する木があまりないので感動する程見た事はないのですが、きっとアビラの大森林や大農場モマでは綺麗なのでしょうね」
A「ロマニが言ってたぞ。紅葉する時は、ちょっとふんばるって。うりゃーーーーーーーー!!!!ってなるって」
M「そうなんですか・・・?;ロマニエレギさんも普段は緑ですが、紅葉するんですかね?」
A「今朝見たとき、赤かった気が・・・・」
M「え!?;・・・ということは、雪が降ったら葉が落ちますよ、それ」
A「え!?!?ロマニ、ハゲるの・・・??;;」
M「ちょっと想像し難いですが、何年も一緒にいた貴女なら、それくらい見たことがあるのでは?」
A「そういえばない。冬は暖かい地方に旅をしていたからね」
M「貴女は蝶か」
A「だってロマニが風邪引かないうちに行けって言うもん・・・」
M「見られたくないのでは・・・」
A「ふおお;なんだか気になって来た。今年の冬はアビラに留まろうか。いや、でも、アビラ寒いんだ・・・ヒートアイランドな工都とは違うんだ」
M「何故そこまでして野生生活を選ぶんですか。卒業して都会に来なさい」
A「意外と住みやすいけどね。食べ物には乏しいけど大抵のものは探せばある。たとえばキノコとか・・・。あれって大抵食べれるよな。焼けばよし。見つけ次第手当たり食べている」
M「よく無事に生きてますね・・・」