NAMTA
詩.

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作詩・坊主 作曲・NAMTA・てっぺい・トモキッチン
序(ジョ)
遠い記憶張り詰めた絵は空に殞
流れの一つに
悲愴 困惑 絶望 狂気
取り巻く感情振りほどくため

暗闇に生まれ全てを巻き込み
舞う
目を開けろ 身を震わせ 刮目せよ

激しく 切なく 散れ

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作詩・坊主 作曲・てっぺい
肆(シ)
再び集い鼓動高く奏でる
もう一度否始まりを
残るものではなく一瞬を
花のように咲きまた散るさま見せる

闇夜に集い汝の目と耳狩る
惑わすよう否激流で
残すものなく全て巻き込む
嵐の中で無力に抗う術もなく

争うようにただ奏でる
聴くもの魅了する四つの力
むせび泣くようにただ奏でる
爆ぜろそれがすべて

ただ散れ

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作詩・坊主 作曲・てっぺい
輝(ヒカリ)
輝に手伸ばし夢見たあの頃
何も知らずにただ笑ってた

ダツモク輝のなか
ボウショク無知を武器に
ゼンシン一つ覚え
コウタイ二文字知らず
ショウソウ気付かぬふり
ボウソウ何も見えず
ゼンソウのまれてた傷
今我に戻り輝刺す

闇の中やはり心地よく馴染む忘れかけていた野性目を醒ます
輝に目眩みかすれていた影
取り戻しまた暗闇に

輝ある暮らしになに不自由なく
流れる河に浮かぶ小枝のように生きることは幸福せだろう
されど業
気付けそれは闇をふせて獲た匕
両の脚で立て
拒絶しろ輝
思考しろ

先の見えない闇の旅路を
惑う事なく歩を進めてく
いずれ気付くだろ脚元てらす
胸の奥に導べ輝

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作詩・坊主 作曲・てっぺい
斬(ザン)
切るこの國の腐った民明日の為
掘るゴミを埋める黒い穴を死臭が漏れ出さぬよう
深く息をする静けさと血の中で
散る裁きの下無とかした神の意志

この手掴み醜くこう
姿それは人にあらず
すがり鳴き叫ぶ愚弱さ
だまれ死迎えろ

この地に生うけ恩光の為に
何するべきかをその身で

悟れ死を定めうけ

切る掘る深く散る
この地の為に
殺 斬刈
この手で

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作詩・坊主 作曲・てっぺい
霓(ニジ)
空に描き出す輪の七色よ
俺の目にはただのモノクロ
うつる悲しげな水蒸気
はかない雨あがりの理
ただ刹那とどまる事を
知らずただそこに

眼下にひろがる世界
輝き廃れまた踊る
鮮やかに舞い散る
同じ事の繰り返し
呼吸のようにただ自然に行われ
満ちてはひいて

心にかかる黒雲は
あなたえと繋がる為に

気まぐれ気まぐれ心を惑わす
明日は何処で誰を
手を伸ばしても掴む事はできず
遠すぎる空

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作詩・坊主 作曲・オオヤ
戌(イヌ)
この世に生うけ日だまりのような日々を見つけた
あの手を忘れるような愚謬はないだろう
両の眼頬を伝う雫の音聞こえる静胸の鼓動五月蝿すぎて

捻れ軋む道時間は脆くて滲む陽炎と佇む寂漠が墓標に

見え透いた白い嘘
騙されたふりしていた
ただ気付いてた互いの意
手折り捧げた花が揺れている

倒れ見上げるは空の青と雲
駆ける為めにいま自らを絶つ

眼に見える彼の愛しむ姿が
されど今一度この尾ふるわせ

届く事なく溢れた懷よ
響いて消えた哀しき咆哮

貴方の御の手
私の愚の手
交わし繋ぐあの距離に

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作詩・坊主 作曲・てっぺい
烏(カラス)
黒羽靡かせ高みに立つ鋭き眼に写る金色の珠

憂き世に降り立つ黒子が睨むは避けること出来ぬ因果鷹報
刄 研いて待つ対峙の先鈍く霞む鋼
刄 一振りにて斷つ懷い音纏い亡を訃げる

問うてみる吾の意味知らないの一言だけでもいいそれだけがお前の存在意義刀の錆だけでは逝き急ぎ

研ぎ澄ませ触れれば砕けるほど屠る一撃だけに存る刃
黄昏れぬ夕暮れ強く赫く鼻歌交じり

刄 研いて待つ対峙の先鈍く霞む鋼
刄 一振りにて斷つ懷い音纏い亡を訃げる

問うてみる吾の意味知らないの一言だけでもいいそれだけがお前の存在意義刀の錆だけでは逝き急ぎ

返り血浴びて酷く絡み合う翻ぶこと釈されぬ吾羽

振り下ろせ切っ先に意味がありすべて背負うことが出来るのなら
鎖された羽釈き放ち音は風を掴みひのもとへ

研ぎ澄ませ触れれば砕けるほど屠る一撃だけに存る刃
黄昏れぬ夕暮れ強く赫く鼻歌交じりで逝けよ

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