姫苺

□初雪と温かなココア。
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「あ。雪…」


はらはらと舞う初雪は君が差しのべた掌に舞い降りる。



初雪

温かなココア。




しばらく怜奈の手を握ったまま雪に見とれて座っていた。


「鶉?」


目の前に怜奈の顔。

なんていうか…


「近いよ顔」

「あ、ごめん」


そう言って怜奈が少し顔を離す。

そのついでに自分も立ち上がる。
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