現代物

□君の涙に虹を見た…
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「ひゃっ……やっ…くっ」

いやいやをするように首を左右に振って、俺の手から逃れようとする。

それでも俺が乳首をこねると尖ってツンっと立ち上がった。なだらかな胸を下から撫で上げると指に引っ掛かってる。

「やっ…やぁっっ…」

泣き声まじりの吐息を吐くために薄く開いた口唇が、赤く濡れて光って俺を誘う。

くちゅっくちゅっ。東の熱い口内で舌を吸い合い、角度を変えて貪りあった…。胸と腹を行ったり来たりする手で尖った乳首に爪を立てて、東の足の間に膝を割り入れた。キスに気をとられた東の無防備になった股間を俺の膝で擦り付けた。

何度か擦り付けると東の股間はみるみる、硬く勃ち上がった。さすがに気がついて、東は腰を引こうとするが、腰に巻きつけた俺の腕は東ではびくともしない…。

「ふ…かっ…さ…」

嬌声を上げながら涙を浮かべた瞳で睨んで拒んでもまったく、効果がない。反対に煽っているようにしか見えない。

「なんだ?」

東の声音に気がつかなかったふりをして、ん?と問い掛ける。

小さく震えながら、成すすべもなく俺を見上げて助けを求める東。張り詰めた股間を膝で円を描くようにして揉んでやる。

「や…やぁ……っっ」

小さな悲鳴を上げて、がくんと膝を折って東の体から力が抜けて崩折れた…。

「え?!おい、東。どーしたんだよ?おいっ!おいっ!」



東はあまりの快感に失神してしまったのだ…。しかも問い詰めて分かったことだが、今まで自分でも抜いたことがなかったらしい。だから初めて味わう凄まじい快感に、思わずイっちゃったと。

気を失った東のコットンパンツはもとより下着も濡れているし、激しく躍る気持ちを静めて、俺の長めのシャツを着させてベッドに運んだ。さすがに、下着を穿かせるのはちょっと自制心に迷いがあるので、やめた。

お陰で俺はまた、一人むなしく浴室で抜いたのだ…。まぁ、それでも今回は東のイった表情が見れたから、イイとしておこうか。

アノ時の表情を思い浮かべながら、俺はなんと!二回も抜いたのは東には、内緒だが…。





そんなこんなで九月も過ぎ去ってしまい、忙しい仕事の中で何とか俺はやりくりをして東との逢瀬にいそしんだ。

中々遠出が出来ず、俺の部屋でのビデオを見たり…もちろん東のアニメビデオだ…。ムードを求める俺としては、如何ともしがたい。

それでも、時代祭にたまたま休みがとれ、二人で京都をを練り歩いた。

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