現代物

□君の涙に虹を見た…
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「あの…舐めて、あげる…」

ねってほんのりと頬を染めて小首を傾げ、ハチミツを片手に俺のジッパーを下ろして行く東は…もうっ!たまりません!!って感じだ。

お手上げ、降参だ…。

素直な性格で人を疑うことを知らないから、抵抗なく仕込まれたんだろう。さらに甘いもの好きとくれば…メチャクチャ巧い。どこもかしこも舐めて、そこらの女よりもイイ舌使いをする。

俺としてはその幼い表情に反して手慣れた仕種の舌使いが、あのおっさんの顔がちらついて手放しで喜べない。

ジッパーから両手で出したモノを左手で下から持ち上げ、右手には純粋ハチミツのラベルの貼った容器の口からムニュ〜と液体を垂らす。
九月末とはいえ、まだ暑い部屋の中でソレはどろりとモノに絡まり、何とも言いようのないテカリを帯びる。

それだけでとんとご無沙汰の、俺のモノは硬くなって形を変えている。

東の赤い舌がちろりと先端をつつくように舐めて、うっとりした顔でハチミツまみれのモノに視線を送る。

伸ばした細い指を絡ませて扱いて、口に入っていない部分を丁寧に愛撫していく…。

じゅるじゅると音を立て、飲み込めなかった唾液が東の喉元を流れた。

温かい口内に含まれ、先端が東の喉奥まで入ったのが分かる。何度か出し入れをしてぐっときつく先端を扱かれて、射精感を促される。

痛いほど感じて俺は久々の絶頂感を感じて達した。

「……くっ…」

「んんっ…」

俺が東の口内に吐き出した精液全てを嚥下すべく、涙目になりながらも東は白い喉を動かした。

口唇から飲み込めずこぼれる精液と唾液で、東の青いTシャツの色は濡れて色が濃くなっている。

半ば陶然とした表情で、口唇から半分姿を現わしたモノをまだ見ている。その表情!!



も、もしかしてこのまま…イける?

と思わず期待してしまった俺は、悪くないと思う。だってそうだろう?フェラしてうっとりした表情でアレを掴んでるんだから…。

東の薄い体を抱き上げて、俺の精液が残る口唇に舌を差し入れる。苦くてどろっとした味がするが、東の唾液と混じって、俺には甘く思えた…。俺って重症だな。



ぬるぬるとした互いの舌を絡ませ合い、東の細い腰を俺の剥き出しの腰に押し付けた。ちゅっちゅっと濡れた音がして、東が飲み込めなかった唾液を舌で辿って口唇のはじから首筋を吸い上げていく…。

真っ白な首筋が、徐々に赤く染まって俺が付けた所有印が、ひとつふたつと増える。体中につけてやりたい、こいつは俺の物だと。

「…はぁっ…んんっ」

甘い声で喘いで上下する東の胸を服の下から手を這わせて、ほとんど凹凸のない乳首を探り当てた。女とは違う平坦な胸…それでも俺を煽って興奮させて熱くする。

ほんの僅かの突起、気をつけないと分からないような。だが、それを指の腹で押すと、東は身を捩って悶えた。


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