お昼寝家族

□家族日記1
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お昼寝家族日記その1








今日は月曜日。子供たちは学校、お父さんは会社に行く日です。

みんなは朝からバタバタと忙しそうです。








「レッドイエローおきやー、もう朝でー」





スヤスヤと眠る次女と次女の足が乗っかり苦しそうな三女を起こすのは
パープルお母さん・・・・・ではなく長女のセピアです。

お母さんはキッチンで朝ごはんを作っています。






「おはよー・・・・嗚呼、眠い。」



「嗚呼ってイエロー朝から難しい漢字使わんとってや〜」



「とりあえずお母さんが何か焼いてるから食べにおりていきや」






セピアの言葉で漫才に繋がりそうだった二人の会話は止んで
下の方へとダラダラ降りていきました。










「あれ、お父さんいないんだー」



「お父さんは朝食も食べずランニングいったで。朝ごはんはおいてるんやけど」




レッドはお父さんがそんなことするかなぁと思いましたが
特にいてもいなくても変わらないのでほっときました。





「今日の朝ごはんは俺の特製りょうりやき!」





初めてみるお母さんの手料理。テーブルの上を見ると
フライパンでまとめて炒められた食パンとヨーグルトと卵がありました。






「え、メニューは朝食の王道だけど何か違うって!
ヨーグルトと卵が食パンに絡んで・・・・・ええぇええ!?」



「お母さん料理うまいんだー、ありがとー」



「レッドォオオオオオ!?」



「あきらめなって。んじゃあウチはもう出るき!いってきます」






一日目からキツイ朝食にの適応してしまうレッドと
希望の光のまったくないセピアの言葉にイエローがあせっていると
お父さんが帰ってきました。





「あ、ただの家族ごっこだしそんなグロイのじゃなくて
自分で買ってきて食べてもいいんで〜
 このハンバーガーはお父さんのだからあげないけどね〜☆」







お父さんはレッドの予想通りランニングではなく、
お母さんの朝食を逃れるために朝マックを買いに行っていたようです。



料理を侮辱されたお母さんはお父さんと鬼ごっこをはじめました。







「朝はまずお母さんの料理をかわすことから入るのか・・・・
 けどほかの皆はどうやってかわしてんだろなー」






イエローは皆のアイディアを見るべく、
まずはブルーとグリーンの部屋に行きました。


おにいちゃんがほしいといっていたイエローはちょっと楽しみです。








「ブルーグリーンはいるき〜」





二人の部屋にはいると、広いベッドに悠々と寝るブルー
部屋のすみでジャンプを枕に小さくなって寝るグリーンの姿。
同じ兄弟でこの差はいったい何でしょう。




イエローはブルーを起こしてたずねてみました。





「なんでブルーとグリーンでこんなに差があるが!?
 グリーンのベッドは?」



「ああ、この部屋でコイツと俺の領地分けてるから。床見てみいや。
ベッドは俺の領地にはみだすから売ってゲーセンの資金にした





床を見ると、確かにビニールテープを張って仕切っていました。




「え、いやちょwそれグリーンかわいそうやって!
 領地も7分の1ぐらいやん!」



「これは俺の最低スペースやき」



「・・・・・・・」









イエローの創造するおにいちゃん像は一瞬で壊されてしまいました。


ハードな家だけどこれからがんばろー♪





ちなみに、ピンクは学校とか行く年じゃないのでまだ睡眠中、


愛犬クロちゃんは庭でエサを忘れられていないか冷や冷やしながら待っています。







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