上×一は

□どうか伝わって
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金吾のぴん、と立った赤い実を、私は指で弄ぶ。

あまりにも赤く色付いていて、思わず、ぱくり、と片方を口に含んだ。


「…ん、ぁっ」


確実に快感を煽るように、刺激していく。

まだ、敏感になっていない、そこをゆっくりと溶かしていく。

金吾の喘ぎ声が少しずつ大きくなっていく。


気持ちよくなってくれるのか。


「…金吾」


幼い欲が天を仰いでいた。


この歳で感じているのか、早いな、と思った。


壊れ物を扱うように、それに触れた。

とろとろ、と先走りの液で今にも弾けそうだった。


「触らないで…、ぁあ、う…んッ」

「…っ」


金吾の拒絶と嬌声が入り混じる。

自分が自分でなくなるような。どろどろ、としたものが流れ出てくる。


金吾を後ろ向きにして、腰を抱いた。

金吾の柔らかな尻にちゅ、と口付けを落とす。その瞬間、びく、と体を揺らす金吾。

収縮を繰り返す、そこを舌で舐める。


大きく体を揺らして、驚いた顔をこちらに向ける。


「そんなところ、汚いです…、ぁ、」

「慣らさないと、痛いぞ」

「どういう意味…、」


そのまま、舌で煽っていく。
皺の一つ、ひとつをきれいに舐めとり、慣らしていく。

そして、中へと舌を侵入させていく。

きゅう、と締め付ける金吾。


「ぅわぁ…、だめです…七松せんぱ、い」


金吾の言葉を無視して、ひたすら舐め続ける。

ぴちゃぴちゃ、と淫らな音が部屋に響く。


恥ずかしさのあまりから、金吾は耳まで赤く染めていた。

涙がこぼれて、シーツに染みを作っていた。


十分解れたところで、口を離した。

ほ、と胸を撫で下ろす金吾。

これからすることが分からないようだった。


私は指を口に銜え、湿らす。

そして、金吾のそこへ宛がい人差し指を、ずぷり、と入れた。


金吾の小さな悲鳴が聞こえた。
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