上×一は

□そうして、私は手に
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「…っ、金吾、しめつけがキツくなったぞ。感じてるのか?」


自分の体なのに、止まらない。
そのまま、腰を動かしていく。


「あっあっ、ダメ…!動かしたら…っ、ひゃぁ!」


声が大きくなっていく。

高ぶっているのか、私の胸に置かれた、その小さな手がぎゅ、と握られた。

堪えるために目を固く閉じる。

自分の声に気付いたのか、抑えるために唇を噛みしめようとする金吾。

無意識のうちに金吾の顎を取った。

そのまま、舌を絡ませるような強引な口付けを施す。


「はっ、…あぅ」

「駄目だ。金吾、声を出せ」


金吾の唇を親指でなぞり、そしてその小さな口に分け入る。
幼い舌を親指で煽っていく。

金吾の生暖かい唾液が口からこぼれ、顎を伝っていやらしく肌を流れていく。


「あぁ…はぁっ、ななまつせんぱい」

「良い子だ…金吾」


懸命に私に答えようとしている金吾。

目には涙が溢れそうに溜まっているが、その頬を桃色に染めて私を見る様はとても可愛らしい。


自然と普段見せないような微笑を浮かべた。

声も興奮していて、若干低く出る。


金吾の目から涙がまた、流れた。


びくり、と体が揺れる。


「…っ、ふぁ」


その涙を再び、舐め取る。

段々と体に熱が帯びてくる。

ゆらゆら、と腰を動かし始めてた。


鼻の抜けるような金吾の声が直に耳に届く。


一番感じるところをずらしながら焦らしていく、そして忘れていた頃に強くそこを突く。


「あっ、あっ、ぅん…ひぁ、ぁ!」


金吾の嬌声が一際大きくなる。
びくん、びくんと体が跳ねる。

金吾の髪がその動きに合わせて踊るように宙を舞う。


「金吾…感度良すぎだろう。ここもこんなに濡らして」


金吾の腰を自分の方へ引き寄せて、腹の間にある金吾のものを更に擦り付ける。
擦れる度にグチュ、グチュ、と水音がなる。

その音がするごとに金吾の肩が震える。

いやいや、とするように顔を横に振る。


そのさまが幼い筈なのに、妙に色っぽく見えて、もっと弄りたくなった。


更に激しく、金吾のものを擦った。


「あ!ダメッ…あぁ…もぅ、でちゃ、うっ」


ビクリッ、と身体を揺らしたあと、金吾は白い液を私たちの腹の間に散らした。
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