03/26の日記
17:29
最悪
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なんで!?どうして!?
どうしても納得がいかない!
私は治まらない怒りをどこにぶつけたらいいかもわからずに早足で家路を急いだ。
今日は高校2年の修了式。春から3年生。その新しいクラス表が発表された。
「一緒のクラスになれたらいいね」
そう言っていた仲良し4人組。7クラスある中の、大学への進学希望クラスは4クラス。
その中で、3人が同じクラスになったのに私だけ別のクラスに名前があった。
同情と何て声をかけていいのかわからないと言った感じの3人の顔。
「大丈夫。クラスが違っても友達だもんね」
笑って言ってはみたけど、そう簡単に納得出来る筈もなく。
気まずさから、放課後にいつものように遊びに行く・・・なんて気にはなれずに私一人帰ることにしたけど。
気が重い。
この1年、ずっとその4人でばかり連るんでいたから、正直ほかに友達と呼べる人がいなかった。
また新しい友達を作るのも、引っ込み思案な私には難しい問題で、それに何より、私一人だけがこれまでと同じように他の3人と一緒にいられなくなるという事実が許せなかった。
「綺華(あやか)?どうだったの?新しいクラス・・・」
家に入るなり、パソコンでゲームをしていたお母さんがそう尋ねる。
「最悪だよ!」
私はそう言い放つと2階の自分の部屋へ向かった。
ただいま、おかえり。
そんな会話もない、でもそれすらもどうでもいい。
なんだかもう、何もかも面倒くさく思えた。
ああ…やだな。
もう、学校に行きたくないよ。
別にいじめにあってるわけじゃないのに、こんな事くらいでイジイジと、みっともない。
わかってるよ。わかってるけど面白くないんだもん!
みんながバラバラのクラスになったのならまだ違ったのかもしれない。
でも、なんで私だけ違うの??
ずるいよ。
ひどいよ。
なんだかもう、みんなで頑張って同じ大学に行こうねって言う言葉すら、どうでもよく感じる。
でも、私がどんなに自暴自棄になろうとも、高校3年生の春はちゃんとやってくるわけで、そこで生涯最も重要な・・・そして運命的な出来事が起ころうとは、この時はまだわかる筈もなく。
その1年が、私にとって幸せだったのか・・・不幸だったのか・・・。
それは、きっと――――――――――――
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