■ここは管理人の過去を掲載するページです。。。


告白・・・に続き 中学の思い出を書きますホホ

親友との思い出・・・







・・アイツがいなくなってから、1年半が過ぎた・・

俺はもう、5年くらい経った気がするな・・・

あの日から…アイツの顔を見ていないんだっけな。


俺の親友`アイツ'は日本とブラジルのハーフ。

理由があって帰国することになった…


今頃何してるだろうなぁ…アイツからは連絡が来ない。

仕方がない、お前が旅立ったあの日 、俺はお前に会う事が出来なかったから…



アイツと出会ったのは小学3年の終わり頃だった。転校してきたアイツとは初めは話すこともない、ただの同学年だった。


けど、あるゲームをきっかけに仲良くなった。俺はこの時のことをよく覚えていない…


それから、なぜか 同じマンションに住む事になったアイツとは、毎日のようにゲームの話しをしながら一緒に帰った。

そうして俺とお前は友達になったんだ。


学校が休みの日になると、よく遊んだなぁ…友達の家に行ったり、ゲームしたり、カードを買いに行ったり…


アイツといると何気ないことも最高に楽しかった。


その頃の俺はとてもわがままで、ゲームで負けるといつも怒ってどこかに行った……
でも、お前は後ろから心配そうについて来て、アイスを俺にくれて「ごめんね…」と謝った・・・。

いつも俺が悪かったのに・・・ケンカをする度、仲直りのアイスをくれて、「ごめんね?…」と言った…。

謝るのは俺の方だったのに…。


アイツの「ごめんね?…」を聞く度に俺はいい気分になっていたのかもしれない…勝っている気になっていたのかもしれない…。

負けていたのは、俺なのに。
アイツの方が俺の何倍も大人だったんだ…。


やがて中学生になった。けど俺とお前が友達なのは変わらない。
むしろただの友達ではなくなり、親友となった。


親友となったお前と何人かの友達で遊ぶことも多くなり、盛り上がった。

1年の時はそんな感じで、楽しい毎日を送っていた。


…が、2年になって俺とお前は学校の中で一緒にいることは前より少なくなった…


俺は2年になり、ある人と出会った。
その人のおかげで 今の俺が居るんだと思う。
逆にその人のせいで、今の俺が居るんだとも思う。


出会った一人の男子は、俺の中の裏の存在を目覚めさせたんだ。


俺はその頃、テニス部に入りたくて、ある先生に隠れてテニスを教えてもらっていた。そのセンコーは俺が テニス部に入ることに反対し、入部を認めなかった…
途中入部はダメだという理由だけで …

俺はある男子に隠れてテニス部に入れば大丈夫だと言われ、 テニス部の人に教えてもらうことになった。


仮テニス部になってから、辛い日々が続いた…
隠れなければならない人がまだいた。…それは親だった…

仮テニス部に入ったことを親には言わず、もし言っても認めてもらえないことが分かっていたから…。


だから俺は限られた時間内で練習をし、門限までに帰る道のりはいつも 猛ダッシュ…歩いて25分かかる道を 10分で家に着いた 。

そん時の俺は何もかも必死だったんだ…


テニスの難しさも知った。フォームが汚ければ、良い玉が 打てない、打ち返すタイミングなど…

キツかった気がする…


それから何ヶ月後。俺はテニスをやめた

理由は…色々あった


入部していた間、 アイツと関わる時間が少なくて寂しかった。


そんな風で、2年も終わり、いよいよ3年。受験のある年になった。


アイツは随分前に言っていた…日本の高校は行かないと…

そんな話しは忘れていた。このまま 一緒にいれると思っていた


しかし、別れの話しは再び俺の耳に入る…


アイツは直接言って来た。俺は帰国すると


俺は冗談だと笑ったが、アイツの顔は本気だった


きっとアイツがよく考えた結論だと
アイツがいなくなってから知る。

どうしても帰らなくてはならなかったんだと。


俺には相談せず、 自分で考えて決めたことだから

きっと俺に言えない事があったんだと。


お前とは8年間友達で、俺のかけがえのない存在だった

君が旅立つ日…俺はお前に言えなかった事がある…


最後に「今までありがとう」って言いたかった…


渡したかったプレゼントもあった…

けど…渡せなかった…


君は俺に言った。 6月3日の11時に家を出ると…


俺その時間に君の家に行って、インターホンを押した。


…でも、応答がない…何度も、何度も押した……でも 返事はない…音も聞こえない。


俺は急いでエレベーターにのり、1階まで降りて、アイツの姿を探す…けど、見当たらない…


置いてあった車もなかった…多分、空港まで送る車だったんだろう…


この時俺は、全ての終わりを感じた…

涙が止まらなかった…

家に帰っても涙は 止まず、ただただ…アイツと過ごした日々を思い出していた


楽しかったこと、辛かったこと、
悩んだこと、
…今までの思い出が全部きれいで、
とにかく、幸せだった…


この思い出をくれたアイツにお礼を言えたら…

でも、なんでアイツは予定の時間前に行ってしまったのだろう…

最後くらい喋りまくってもよかったはずなのに…


黙って行ってしまった…


さよならを告げることが嫌だったのかもしれない。





大切な人へ、今更だけどありがとう。君との思い出を決して忘れない。

たとえ離れていても、お前と俺は同じ空の下にいるから、寂しくなったら空を見る。
果てのないこの空を…。


今までありがとう 大切な真友へ

to,Y・S from,Y・W



※この物語は全て実話です。
※プライバシーの権利 のため、実名は載せません。


読んで頂き、ありがとうございましたホ


[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ