DICTIONARY〜BLOODY MONDAY〜

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【ウィニー (うぃにー)】
日本で開発されたファイル交換ソフト(インターネットを介して不特定多数のコンピュータの間でファイルを共有するソフト)の一つ。匿名性と独自のP2P型匿名掲示板システムが特徴で、誰のパソコンからどのファイルが送受信されているのか利用者にはわからないようになっています。ただ、著作権侵害にあたるファイルのやり取りから逮捕者が出ており、自分のパソコン内のデータを勝手に公開するウィニー専用のウイルスも出ていることから利用を禁止している企業や学校が殆どです。

【トロイの木馬 (とろいのもくば)】
ギリシア神話にちなんで名付けられたプログラム。正体を偽ってコンピュータに侵入し、データ消去やファイルの外部流出などの破壊活動を行う。

【ハッカー (はっかー)】
コンピュータやネットワークについて深い技術的知識と高度な技術を持ち、それを利用して技術的な課題に対し最小限の手間で最大の効果を生み出す人々のことを指す尊称でした。
有名な言語やプログラムの開発者がハッカーの中でもより高位な者としてウィザード wizard や グル guruと呼ばれていることもあります。一説によると、hack という言葉が現在と近い意味で使われ始めたのは1960年代で、もともとこの単語には「雑だけど、巧く動く間に合わせの仕事をする」というニュアンスで日常生活でも一般に使われるものでした。
また、金銭目的や破壊を目的とする者をクラッカー cracker と呼び区別していますが、同義に取られることも多いようです。

【ハッキング (はっきんぐ)】
ハッキング (hacking) とは、本来コンピュータやネットワークを熟知した者がコンピュータシステムの動作やソフトウェアの機構を詳細に解析し、より便利にするために(または自分が楽をするために)必要に応じてプログラムを改変したり、新しいプログラムを作成することを表していました。この言葉自体は善悪の要素を持っているわけではありませんが、最近ではこのドラマで使われている意味合いのように、他人のコンピュータに不正に侵入するなどの行為そのものをさすことが多いようです。語源は「たたき切る」「切り刻む」「耕す」などの意味を持つ英語のhack。

【分散コンピューティング (ぶんさんこんぴゅーてぃんぐ)】
ネットワーク上に接続されている複数のコンピュータ上で個々のプログラムが実行される技術のこと。複雑な計算などを複数のコンピュータ上で計算させることで、高価でハイスペックなコンピュータ1台で計算するよりも高い効果を上げようとする取り組み、または技術的な仕組みのことを指します。
インターネットにさえ接続していれば、ボランティア参加者を募っているプロジェクト(例えば、エイズやがんなどの新薬開発のための分子解析、たんぱく質解析に関するプロジェクトなど)に参加することも可能です。
このドラマでは主人公が暗号解読のためにこの技術を利用しています。



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