零れ落ちる雫達

□弐の雫達
2ページ/21ページ

† 水面に映る景色と心


零れ落ちた

雫、

水面に、零れ落ちた

雫、


色づいた

雫、


千変万化に、移り変わる
景色と心を
映しては、
零れ落ちる


少しずつ、
それでも確かに、

雫、

雫は、
水面に溶けていく

満ちる事無き
その水面に

零れて、

溶けていく


景色が、

心が、

雫に溶けて、

水面に、溶けた


水面には、
景色と心が映る


そして、

水面を映す、
その水面は、

雫、




次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ