読切
□青空に続く橋
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あの日から毎日、彼に翌日の天気を聞くようになった。
「明日は、晴れです」彼は天気を外さない。
「なんだか、天気予報士みたい」
私の言葉に彼は吹き出す。
「今日も、ありがとうございます」
「どういたしまして」
「では、また」
「はい、また」
いつの間にか“また”という関係になっていた。
恋人じゃないのに……なんだか、くすぐったい関係。
私はこの関係が好きだった。
この日が来るまでは――
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