会長はメイド様!

□メイドが家にやってきた!!@
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...........


「どうぞ♪」


「.......お邪魔します」



ガチャリと玄関のドアを開け、顔を引きつらせる鮎沢に俺はにっこり笑って中へ招き入れた



「そんな嫌そうな顔しないでよ〜、俺と会長の中ぢゃんか♪」


表情を固くしたままでリビングに向かう鮎沢に俺は後ろから声をかけた


「っ!今回はやむを得ず碓氷の世話になるが、本当にやむを得ずだぞ!!....好き好んで此処に来たわけではないんだからな!!」

キッと睨み付けて俺に怒鳴りつける...

そんな風に怒っても3日間俺と一緒に過ごさなきゃならないのは変わんないのにね



ふっと表情が緩む



鮎沢も俺が笑ったのが分かったらしい、すぐに顔が赤くなる


「なっ何笑ってんだよ気持ち悪いな..//」

「別に〜?ツンデレな美咲ちゃんも可愛いなぁって思って...v」

俺の言葉に余計鮎沢が赤くなる


そんな風に俺を意識してくれている彼女が嬉しくて......また顔が緩んでしまう




「あっご飯作んなきゃだね」


しばらくこのまま甘い空気(そんな風に考えてるのは俺だけ?)を楽しんでいたかったが、流石にこんな可愛い顔をした鮎沢をずっと見てると何だか妙な気を起こしたくなるので(状況が状況だしね)....
俺は話を逸らして夕飯作りに取り掛かった




「.....夕飯何が良い?」

キッチンに立ち、荷物を降ろした鮎沢に聞いた



「碓氷の好きなもので良いぞ?私はただの居候なんだし、気にせずいつも通り過ごしてくれ」


「.....いつも通りって絶対無理なんだけど...」


「.....そうか?」


ふむ、と考える鮎沢に俺は思わず絶句した


男女が同じ部屋に泊まるってことちゃんと分かってるのかなぁ...?
しかも3日間、俺絶対に鮎沢を襲わないって自信ないよ..?
まぁそりゃまだ付き合ってなぃし、鮎沢も俺への気持ち気付いてないからそんな野暮な真似したくなぃけどね......



トントンと野菜を切りながら、俺は今日の出来事を思い出していた....
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