NOVEL

□第八章 be at a less
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森の中の道…獣道と言うのが正しいだろう。
そんな道を歩く少年が一人。
いまどき珍しい擬似妖精をつれて歩いている。

アキト「ちょっ…こんな道であってんのかよ…」

エリス「アンタ、この私を疑うわけ?擬似妖精の記憶プログラムは世界で一番正確って言われてるのよ?」

アキト「でも、最近は使われてなかったんだろ?」

エリス「そんなこと言うなら道標方角、解くわよ」

アキト「ごめんって!」

言い合いをしながらも二人は進む。
数時間前、二人はお世話になった人たちのところから旅立ったばかりだ。

アキトは本当ならこの世界に存在するはずのない人。
勇者ルシエラの末裔だと言われ、この世界と自分の世界を守るためにこの世界へ飛ばされた。
そのアキトと共にいる擬似妖精、エリスはこの世界に飛ばされ、右も左もわからなかったアキトに色々と教えてくれた人たちの元にいた擬似妖精である。

そして、二人は今、ジアリス帝国城下町を目指している途中である。









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