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□我らは血に抗う術を知らない
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真実を知ってしまうことが恐ろしくて、泣き叫んだ。
何処へ行けばいいのか分からず、さまよった。
それは、夜明けと夜の狭間で繰り返された。
大きな戦、私は深手を負ってしまった。
だが、ここで死ぬわけには行かぬ、
お前が、極卒が傍に来ているような、そんな気がしたからだ。
飛び交う音、罵る声。
奈落の底のような光景、
そんな中でも、私は・・・・・
「兄さま!!」
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