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□登校道で
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ピンポーン。


朝方。ファブレ家のインターホンを鳴らす音が軽快良く響き、待つこと数秒。
中から騒々しい声や足音がして、扉が開く。

「ガイ!お待たせっ」

飛び出すように最初に出てきたのは鮮やかな赤色をした髪色の男子、ルーク。
現在高校1年生。

「屑が!テメーはいつも遅すぎンだよ!」

続いて出てきたのはルークの兄、アッシュ。弟と同じ髪色をしているが、長髪で、色はアッシュの方がわずかに濃い。
現在高校3年生。ルークと同じ高校に通っている。

「またルークの寝坊か? 高校生になっても変わんないな」

いつも通りの光景を目にして、笑顔で出迎えるのは2人の幼馴染で、良き兄貴分のガイ。
現在大学1年生。


実は、ガイとルークは恋人関係である。


だけどそれはまだ2人だけの秘密。

隠す理由はただ1つ。





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