主にSSや連載の設定、裏話などを書くつもりです
◆No.22 涼乃

十二支に取り憑かれし13名



12名ではなく、13名






『背合わせの絆』





「なづき」



草摩一族の主治医であるはとり。



辰の物の怪が憑いている。



「何、はとり」



「慊人が呼んでいた」



「分かった」







二卵性であるが為に外見が異なる2人。



はとりが黒髪であるのに対し、なづきは深緑色。



瞳も同じ色だ。



身長は2人とも高いのだが。







「慊、入るよ」



床に臥せている慊人を訪ねると、中から声が返ってきた。



「なづき・・・、薬・・・」



「はい」



なづきは薬剤師として草摩一族の医療に携わっている。



こちらもはとり同様、慊人の世話がメインである。



「その薬、飲んだら少し眠くなるから」



「分かった。



僕が寝るまで傍にいて」



「うん、いるよ」








5分ほどしたら慊人は眠りに落ちた。



ちゃんと寝たことを確認して、慊人の表情を眺めていた。



はとりも私も医療系にいるから分かるけど、



慊人は精神から来る一種の精神病だ。



出来るだけ優しくしないといけない。




2010.04.25

2010/04/25(Sun) 23:07

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