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10月10日、万事屋のカレンダーに
赤ペンで丸で囲んであった
多分新八と神楽の仕業だろう
赤丸された日、それは俺が生まれた日
そんなことは本当はどうでもいいけど
そんなことあの2人に言ったら凄くうるさい
だけど今日はその日なのに2人はいない
どーせ新八の姉の所にでもいるのだろう
俺は万事屋で一人でいることになる
いつもは騒がしいこの部屋は この時だけ静かだった
「気味悪りーな」
そう思うのはいつもあいつ等と一緒だった証
心のどこかで俺はあいつ等を求めている証
「ははっ何時から こんな風になったんだ俺ァ」
何喋っても誰も答えてくれない
退屈だし俺は外に出た