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□今宵、月が見えずとも
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触れると、壊れるのを 知っている
だから そっと しまっておこう
そして 鎖を かけておこう



誰にもわからないように

誰にも触れられないように………












空を見上げれば、月が見えない。
ただ闇に覆われていた


秀麗の足元を照らしているのは、手にした灯籠の明かりだけであった……



      
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