■物語■
□芸術の秋
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三「グッドアイデイーーーアっ!!いいねそれは!素晴らしい事この上なしだよ!キミ達二人がボクの作品のモデルになってくれれば皆を感動させる事間違いなしだね!!」
葉「…もし…もし脱いだとして…どうすればいいんだ?…その…ポーズとかは…」
三「それはモチロン絡みあってもらうよ!男女の絡み程芸術的なモノはないからね!」
葉「………!!(ジョッパーーンッ!!←鼻血噴出す音)」
主「きゃあ!は、葉月くん!?大丈夫!!??」
三「…!!スゴい!スゴよ葉月くん!まさに噴水の如し鼻血の噴出しっぷりだ!!キミは天才かもしれない…ボクの次ぐらいに!」
葉「…ああ…悪い○○…大丈夫だから…」
主「でも…」
葉「…三原…俺が断ったら…コイツは絡む事になるのか?…誰かと…」
三「もちろん!○○クン一人でも充分と思っていたのだが、今ボクは自分の案に陶酔してしまったからね!
男女の絡み…なんて素晴らしい響きだ…!!キミもそう思うだろ!?」
葉「………(ドクドク←鼻血が垂れ流れていく音)」
主「は…葉月くん!もういいよ!そんな悩んで延々と血を流し続けたら死んじゃうよ!…私なら平気だから…」
葉「…駄目だ」
主「葉月くん…」
葉「わかった。…脱いでこいつと絡む。いいか?…それで」
三「モチロンだともっ!!ボクの芸術をミジンコ程度だがようやく理解してくれたんだね!」
葉「○○…そういうワケだから…」
主「葉月くん…!ありがとう葉月くん!やっぱり、他の人よりは…仲が良くしてくれてる葉月くんと一緒がよかったんだ!」
葉「○○…おまえ…」
三「さあさあさあ早く脱いでくれたまえ!!ボクにインスピレーションという名のミューズが降りてきている間に!さっさと靴下を!!」
葉「………靴下…?」
主「わかった!じゃあ脱いじゃうね、ほら、葉月くんも早く早く!」
葉「…脱ぐって…靴下の事…なのか…??」
三&主「もちろん!(うん♪)」
三「男女の絡みあう生足をモチーフに、幾学的かつ紋様風に仕様に仕上げようという寸法さ!」
主「えへ…お手入れしてなくてちょっと恥ずかしいけど…三原くんの為だし…」
葉「…靴下か…そうか…」
主「葉月くん?どうしたの??早く脱がないと怒られちゃうよ?」
葉「…あ、ああ…」
三「うん、二人とも素晴らしい生足だね!とくに○○くんのちょっとお手入れしてない足のブツブツ加減と、葉月くんの男とは思えないツルツル加減が絶妙なコントラストを生み出しているよ!さあ!もっとボクにその様を見せてくれないかな!?ポロリと!!」
主「やだ三原くん!そんなに褒めないでよ恥ずかしいから…ポッ」
葉「……(顔赤らめるトコじゃ…無いと思う…あとなんかチクチクして痛い……ていうかもう…帰りたい…)…はあ…」
こうして「ピカソで賞」に出展した三原色の作品は見事大賞に輝いたのであった。
因みに作品名は
「美脚百選〜お手入れ不足もなんのその〜」
だったそうな。
☆完☆