三葉

□こんな僕を嫌いにならないで
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どうしてだろう…?

いつからだっけ…?

抱いてるときに、コイツが声を殺すようになったのは。

身体を必死に隠すように…服を脱ぎたがらなくなったのは。

そして…バックじゃないと繋がらせてくれなくなったのは?

ティエリア自身に触らせてくれなくなったのは?

「ティエリア…」

熱い、声。

「何で声…我慢してる?」

サラサラの髪を手で鋤く。

「我慢など…していないっ、早く気持ちよくなって…」

高く、俺が入れやすいように上げられた腰。

その白くて小ぶりな尻を撫でる。

ティエリアの秘孔は俺を飲み込むために、解され、はしたなくヒクヒクしている。

ローションで光るソコは…いかがわしくて、可愛い。

俺が気持ちよくなるの優先して、いつも自分は後回し。
何で?

俺は、ソコに膨張した自身を宛がう。

ぬちょっ…

いやらしい音をさせて入口を先っぽで刺激する。

ぶるぶる震えるティエリアの太もも。
早く入れて欲しそうに秘孔がヒクつく。

「なんで…声出さないの?」

ティエリアは答えない。

「じゃあ、入れないよ」

それでも答えない。

「強情だなぁ」

苦笑してしまう、全く頑なだ。

ティエリアを仰向けにひっくり返す、短い悲鳴が上がる。

「い…いやだっ、入れるなら後ろからじゃなきゃ…!」

「駄目、俺がティエリアの可愛い顔をみたい」

「駄目ですっ、ダメなんです、ロックオン」

「嫌だよ」

足を割り、間に強引に入り込み、ティエリアの足を肩にのせる。

そして…一気に俺を突き立てる。

「…ふっ…あぁっ!」

声を出した瞬間、ティエリアは自分で口を塞ぐ。

目をぎゅっと瞑って涙を滲ませる。

「可愛い…、声、聞かせてよ。もっと」

そして、浅い所を突き上げる。

必死に声を我慢してるティエリア。

前立腺ばかり刺激してやる、涙がこぼれてる。

可愛いティエリア。

身体が柔らかいから、足が胸につくほど曲げられている。
大きくなった俺自身を、全部飲み込ませる為に。

「良くないか?気持ちよくないから、声、聞かせてくれないのか?」

「っ、これは嫌だっ…後ろからにしてっ…」

それだけ絞り出すとまた口を引き結ぶ。

なんでそんなに拘るんだ?

「俺の顔を見たくないんだ?」

大きく首を振る。
涙を散らして。

「身体はこんななのに…俺が嫌い?」

ぐちゅぐちゅと、わざと音を立ててティエリアの中を擦る。

「そんなわ、け…、んっ」

更にティエリアの足を胸に押し付け、口付ける。

「やめっ…いやだっ、抜いて…、ぬいてぇ…!」

「嫌だ、抜かない。理由を言うまで…いやがってもやめない」

深く、ティエリアを貫く。
奥深く、俺を押し込む。

「っあ…っ、ひぁ…っやめっ…」

「ん、イイ声。もっと聞かせて?」

駄目だ、本能のまま突き上げてしまいそうだ。
可愛い声だよ、ほんとに。

ティエリアの両手をベッドに縫い付ける。

さぁ、これで口も塞げない。

ティエリアの感じる所を擦りあげ、追い詰めていく。
内側がうねり、俺を締め付ける。

「うぁ…、ロック…オン…」

「気持ちイイ?もっと声聞かせて?顔見せて?」

「や…だ…」

ほんと、強情。

仕方ない、おかしくなるまで抱いてやる。

「容赦しないからな…?ティエリア」

低く囁く。

ティエリアの喉がひくっと動く。

「いや…、やだ!やめっ…!」

「もう駄目だ、ティエリアが悪い」

ぐいっと体勢を変えられる。
一番ティエリアが嫌う騎乗位に。

「や…ロックオン…、あっ…んぅっ…」

深く、繋がる。

腰を掴まれ、揺さぶられる。

突き上げ、揺さぶられ、ティエリアは我慢できず声をあげる。

背をしなやかに反らし、美しい顔を快楽に歪め、艶やかな声でか細い歌を奏でる。

「綺麗だよ、ティエリア…愛してる」

気を失うまで、攻め立てて…泣かした。




気を失ったティエリアの頭を撫でる。
汗で張り付いた髪を退けてやると、白い輪郭が露になる。

綺麗だな、涙が真珠のように睫毛に留まってキラキラしてる。

結局ティエリアは気を失うまで口を開かなかった。

何がいけないんだろう、俺が嫌いなのか?なら体を開くことをしないだろう。

解らないんだ、でも悲しい。
俺が受け入れられないなら、そう言って欲しい。

「ん…ロック、オン?」

「目が覚めたか?ティエリア…ごめんな」
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