03/29の日記

10:01
ベル
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「あれ、あいつは?」

「あ゙ぁ?頭痛いとか言って談話室で寝てたぞぉ」

「ふーん」



「なあ、」

「わ!びっくりした、ベルか」

「なに、寝んの」

「うん、ちょっと頭痛くて」

「寝たら治るわけ?」

「多分ね。寝不足がいけないんだと思うから。ちゃんと任務行くよ、30分寝たらすぐ行く」

「ん、じゃあ30分後にロビーな」

「りょうかーい」




「…ん、んん?」

「あ、起きた?」

「うん…今何時?なんかやけに暗い…」

「22時。よく寝たなー」

「え!うそ!なんでよ!?ていうか談話室にいたのにここ私の部屋だし!」

「お前最近任務つめこみすぎなんだよ。休め」

「いやいや、大丈夫だよ私!ちょっと寝れればよかったのよ」

「オレとの任務でへまされんの超メーワク」

「うう…じゃあ任務一人で?」

「オレも行ってないけど?」

「え?」

「ムッツリに行かせた。ボスの命令っつって」

「鬼かアンタは。二人分なのに…」

「大丈夫だろ、ちゃんと帰ってきてたし。王子腹減ったから飯食い行こーぜ」

「あ、うん。…ありがとね、ベル」

「ドウイタシマシテ。礼に何してもらおっかなー」

「えっ?」

「王子が直々に気回してやったんだから、礼くらい当たり前だろ?」

「最初から頼んでないとか言ったらどうなるかなー」

「死ぬほど可哀相な目に合いたいなら止めねーけど」

「オ礼サセテクダサイ」

「とりあえず飯食ってから考えよー」

(ああっ、何要求されるかわかったもんじゃない)

(どうしたもんかな、こいつ鈍感すぎるっつーか疎すぎ)

(…でも私の体心配してくれたのよね?優しいとこもあるんじゃん)





愛されてることに気付けー

でもきっと簡単に縮まる距離

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