02/02の日記

10:41
ベル
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※一人で寝られない兄妹


「あーさむさむ」

「お兄ちゃん体冷たっ!」

「お前は熱いな」

「眠いもん」

「つかなんか足元ぬくいんだけど」

「今日から湯たんぽです。寒いから」

「オレ足より背中寒い」

「もうどうにもならないよそれは…湯たんぽでも解決できない問題だよ」

「お前背中さすっといて。足は靴下履いたらいいじゃん」

「そんなのメイドにでも頼んでよ。 私裸足じゃないと寝られないんだもん」

「なんで?野生的だから?」

「誰が野生的だコラ。世の裸足で寝る派の人に謝れ」

「知らねーよ寒いなら履けよ」

「履いてもいいけど寝つき悪くてもぞもぞ動くしどうせ朝には脱げてるよ」

「うわオレの寝つきにも影響すんじゃん、迷惑」

「もういいから電気消して」

「あ?電気のリモコンそっちだろ」

「今日からそっちのベッドサイドに置いてみた☆」

「みた☆じゃねえよ。電気消すのお前の仕事だろ」

「交代制にしようぜ。なんか不公平に思えてきちゃった」

「全然不公平じゃないから。そっちの灯りつけて」

「スタンド?」

「そう」

「ん。え、なになに」

「はいリモコンそっち置いたから明日からまたお前な」

「ひでえや。あ、今私の向こうに手伸ばしたのちょっときゅんときた」

「そりゃどうも。オレもきゅんとしてーなー」

「いいよ。私にときめいてくれて」

「どこに?お前のどこにオレがときめける要素あんの?」

「失礼な奴だな。自慢のおバスト様を特別に触らせてやろう」

「へえそんな立派なもん付いてたとは知らなかった。…ああたしかにこれは自慢できる弾力だな」

「そこお腹ですけどぉおお!!」

「え、なにこれ腹? あまりにいい感触だったんで間違えた」

「ぶっ殺すぞ」

「んだよ褒めてんのに」

「褒めてないでしょうよ」

「腹あったかいからこのままでいい?」

「お腹冷えちゃうんで勘弁してください。湯たんぽちゃん貸したげるから」

「こんな固いやつやだ」

「固くても湯たんぽちゃんのがあったかいよ」

「それから熱奪ったお前の体温で十分だから」

「じゃあお腹じゃないとこにして、背中とか」

「結局いつもこれな」

「どうしようもないね」

「うん」

「おやすみ」

「おやすみ」

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