□俺とオッサン
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ある日、この公園で、オッサンに出会った。
花咲くこの公園で、オッサンに出会った。
(無意味にもりのくまさん風文章)



オッサンとの出会いは、
まぁ面倒くせェから省くが、
それから俺はちょくちょくこの公園にくるようになって、ちょくちょくオッサンと会うようになった。
基本的には俺が一方的に話して、オッサンがたまに相づちうったりアドバイスしたりって感じな会話。

オッサンは学ランきた俺に自分から学校のこととかきいてこない。
俺が学校のこととか話たときは別だけど。
俺はオッサンに学校のことの他にバイトのことや道端であったどうでもいい話もする。

俺の話をこんなに聞いてくれるのはオッサンくらいだし
俺がこんなに話そうと思うのもオッサンくらいだ。
別にダチがいないわけじゃねェ。
人並みにいる(と思う)
だが、ダチよりも何故かこのオッサンの方が色々な話をしようと思えた。
不思議だ。
素性もしらないこの小汚ない(俺からみれば)格好のオッサンに、俺は知らず知らずのうちに心を開いてしまっていた。
夕方どころか真っ昼間や真夜中に明け方も何故かちょくちょくこの公園にきているグラサンかけた謎のオッサン。
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