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□マダオのドキドキ★旅立ちの日
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「ってやべぇ!!!!」
俺は今日自分がなんであの電車に乗ったのか思いだした。
「どうしたオッサン、やっと自分のしたことを自覚したのか?」
「違う!断じて違う!そしてやべぇ」
「んっじゃあなんだよ?」
ジロリと睨まれる。
絶対にそこらへんのヤクザより恐ぇって。
「俺今日面接日だったんだよぉ」
「何時から?」
「10時」
「今11時ちょっと前だなぁ」
壁にかけてある時計をみる。
「うわぁ終わった終わっちゃったよ俺の人生」
頭を抱えながら俺はうずくまる。
「元々マダオなんだからあんまかわりねぇだろ」
「なんでお前が俺がマダオだって知ってんだよ」
かかえていた頭をあげてヤツをみると
「かん?」
疑問系かよ。