BASARA短編
□愛され過ぎた怪我人
1ページ/11ページ
戦が終わり、
兵達は本拠地である青葉城に帰還した。
戦はもちろん勝利した。
が、兵達の顔は浮かない。
それは小十郎や成実、
総大将の政宗も同じであった。
理由は
畔戸が負傷したのだ。
成実は心配になり畔戸が運ばれた病室に向かっている途中、
政宗と鉢合わせになった。
「What?なんだよ成実。
ここにはお前のお遊びに付き合えるようなやつはいねぇぜ?帰んな」
「なんだよ、梵。
梵こそ、怪我人を悪化させるからアッチ行きなよ」
政宗は本家
成実も黒い笑顔で対抗
ガラの悪いにらみ合いをしているところに・・・
ガチャ
「畔戸、気分はどうだ。」
『あ、小十郎さん。
ごめんなさい、心配かけてしまって;』
小十郎ー!?
思わぬ抜け駆けに慌てて後に続く
政宗と成実。
「ha!元気そうじゃねぇか!」
「心配したんだよー??」
『政宗様!?成実も!?』
.