BASARA短編

□愛され過ぎた怪我人
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戦が終わり、
兵達は本拠地である青葉城に帰還した。


戦はもちろん勝利した。

が、兵達の顔は浮かない。




それは小十郎や成実、

総大将の政宗も同じであった。




理由は





畔戸が負傷したのだ。
















成実は心配になり畔戸が運ばれた病室に向かっている途中、
政宗と鉢合わせになった。


「What?なんだよ成実。
ここにはお前のお遊びに付き合えるようなやつはいねぇぜ?帰んな」

「なんだよ、梵。
梵こそ、怪我人を悪化させるからアッチ行きなよ」



政宗は本家
成実も黒い笑顔で対抗
ガラの悪いにらみ合いをしているところに・・・




ガチャ




「畔戸、気分はどうだ。」





『あ、小十郎さん。
ごめんなさい、心配かけてしまって;』




小十郎ー!?



思わぬ抜け駆けに慌てて後に続く
政宗と成実。

「ha!元気そうじゃねぇか!」

「心配したんだよー??」


『政宗様!?成実も!?』





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