BASARA短編

□悪戯に困ってます
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政宗様は立派な方です。

「honey・・・・」

さわっ

『ひっ!?』





政宗様は優しい方です!

「I love you!」

ぎゅぅう

『政宗、様・・・・人が・・・』


政宗様はとても良い方なんです!


ちゅ

「繋がったな、畔戸」

『ま、ままま政宗様ぁ!?』






こういう事さえ、しなければ・・・・。







政宗様はいつもそう。

私の身体を巧みな(?)手捌きで触ったり、
いきなり抱きついたり、
ひどい時は唇を奪う・・・・


しかも最近は頻度が多すぎで、私は悩んでいるのでした。





「畔戸、What are you doing?」
『わっ!?』

言ってる傍から。。


声に振り向くと
政宗様と目が合った。
私たちの距離はほぼゼロ距離。



このままだと私の精神と
心臓が持ちません。


『政宗様、最近どうかなされたのですか?』


私は政宗様を支えるのが仕事だから

政宗様に悩みがあるなら、力になりたいと思うのは普通な事。



裏腹に彼は
私の問いかけに対し
耳元で囁かれる答えではない、返事。



「畔戸。今夜、俺の部屋に来い。
女にしてやるよ」










全身を駆け巡るのは




寒気。


意味はわかっている。
ということは
私の耳が壊れてしまったのか。
素敵な殿像は今にも崩れそうになっている。


いや、でも、まさか



『政宗様・・・・・意味がよく・・・・・』

「愛してやるって言ってンだよ、畔戸」


それは、命令ですか?
私の仕事は
そんな不潔なものではない!



『からかわないで・・・・』

「ahー?」

『からかわないでください!そんなこと言う政宗様なんか、
大ッ嫌いですよ!!』

「ちょ、おい!
待て、畔戸!悪かったって!」










畔戸は部屋に帰ってしまった。





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