BASARA短編
□熱血!武田道場!
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一階部。
騒がしい足音が響き渡る。
旦那が来ちゃった。
「とぅわのも〜ッ!(頼もー)」
でも旦那、今日もいつもの試練と思ったら、大間違いだよーっと。
「むっ!?お主は!!」
「ほらよっと!!
猿飛佐助の心の友!天狐仮面、参上!ってね♪」
反応が新鮮な幸村。
旦那、まだ俺様(あと大将)の正体わかってないみたい・・・・
俺様、なんだか部下として超不安。
「また会ったな、天狐仮面殿!
今日も手合わせ願おう!
みていてくだされぇええ!」
槍を構え、みなぎる幸村をみて、慌てる仮面。
幸村には毎度毎度、力比べとか何とかで痛い目をみせられ続けている。
落ち着け、俺様・・・
それ以上に落ち着け、旦那!!
「ちょ、待って旦n・・・・ゴホンッ、
今日の訓練は、組み手じゃないの!!」
キョトン
「組み手に、あらず??」
助かった・・・
「そう、今日は・・・・
貴方を男にして差し上げよう!って、大しょ・・・ぁ
(大将、旦那になんて名乗ってるんだろ、俺様、知らないよ!!もう、どうにでもなれ!)
俺様の上司が言ってんのー!」
「それがしを・・・男に??」
旦那、ほんっと鈍いのね。
俺様、今はホッとしたけど
これから先、ちょっと嫌だなぁ。
まぁいいや、ちゃんと話進めないと大将に減給されちゃう。
仮面は思い出したように
人差し指を幸村に向ける。
「貴方は今、恋している!」
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