ナインコール

□B夏の風物詩
1ページ/5ページ




 振り被って投げた。
 勿論、面をだ。
             こんなことをされて、面喰らったのは少年だ。
 咄嗟のことに反応が遅れる。

「ちょっ!? インコースゥッッ!!」

 凄まじい速度で迫る面を、少年は為す術もなく顔面で受け止めた。
 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ