ナインコール
□B夏の風物詩
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振り被って投げた。
勿論、面をだ。
こんなことをされて、面喰らったのは少年だ。
咄嗟のことに反応が遅れる。
「ちょっ!? インコースゥッッ!!」
凄まじい速度で迫る面を、少年は為す術もなく顔面で受け止めた。
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