08/18の日記

05:01
天多
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身の凍える砂漠の夜に
捩れたガラスの管を捧ぐ

乾いた夜気に露は結ばず
面の傷を月明かりが掠めゆく

暗闇の先に曖昧な地平を境に
半身は星の輝きを納め
もう半分は砂粒の連なりを透かし込む

廻り続く夜空を滑る光と
風に崩れる丘成す石のさざれは

数多
数多であると言う他に無い


遠くに在る祖母よ

もういない父母よ

何も知らず問い掛けた己への
これは遠い昔の贈り物

 

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