08/30の日記

12:40
目が覚めれば(以下略)B
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 目を閉じてまったりとした暗闇に意識が沈み掛け、穏やかな眠りに身を任せた刹那、どこからかひどく聞き慣れた声が届く。

『この状況下で布団に潜って就寝するとは……まったく呆れた奴だ』

 語尾に溜め息まで聞こえてきて、オレはせっかくの安眠を台無しにされて再び瞼を開いた。

 相変わらず目の前は青い空、白い雲。
 それから壁が崩れて筒抜けになった隣の部屋が視界に入った。
 けれども当然そこにいると思った相手が見当たらない。
 声はすれども姿は見えず、って状態だ。
 

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